永代供養を選択する事は悪い事ではありません
- 2022.08.19
「お墓を持って永続的に供養することこそ故人のためだ」
このような解釈を持つ方もいらっしゃいます。
もちろんお墓を持って定期的にお参りにお越しいただけるような状況でしたらお墓を継承したり、あるいは新たに建てる形でも問題ないでしょう。
ただ、少子化や高齢化が進む現状では、必ずしもそういった状況がベストな選択とは限りません。
お墓があっても何年も放置してしまうケースも残念ながらあります。
それであれば、初めから寺院や霊園に管理をお任せする永代供養を選択する事も悪い事ではありません。
あくまで供養は継承しつつ、お子さんやご家族の負担を減らす方法ですから、永代供養でも故人が浮かばれないということはございません。
ただし、永代供養は半永久的に個別の納骨スペースがあるわけではありません。
いずれは遺骨が合祀されることは理解しておいてください。
合祀は他の方の多数の遺骨と一緒に埋葬する方法ですので、その様式まで移行すると個人の遺骨を手元に取り戻すことはできなくなります。
ただ、永代供養は10年、15年、17年、33年など一定の区切りを持って合祀へと移行しますので、それまでの期間にご家族の考えが変われば、再び遺骨を手元に取り戻すことは可能です。